M&Aを実践しての感想

M&Aは’時間を買う’戦略として脚光をあびた。 
新事業を一から始めるよりも、既存事業を’暖簾代を払ってでも’買う方が
自社の企業価値が上げられるという考え方である。 

考え方はなるほどその通りと思われるが、現実にはそう思惑通りにいかない。 
仕事上、さして大規模ではないがM&Aを手がけた経験からいうと、
うまくいかない場合の方が多い。 (多分に私の力不足による所がおおいが・・) 

買収金額 = 純資産 + 暖簾代(=時間代) 

細かいことを抜きにした買収金額の概念だ。
とすれば、この買収が成功したかどうかの判断基準は、暖簾代を払ってなお、
買収企業の価値が上昇したかどうかである。 すなわち、被買収企業の旧経営陣よりも
+αの良い経営ができなければ、この買収は失敗である。 しかし、これが難しい。 

買収・合併の記者会見でよく、経営陣が’シナジー効果’を出すという。 
この言葉は危ない魔法の言葉だ。 注意した方がいい。 M&Aの失敗は結局このシナジーが
出せない事が原因となる。 

海外のM&Aにおけるシナジーとは合理化のニュアンスと似ていると思う。 
すなわち、買収により管理部門を統合し、管理コストを削減する。したがってxxx億円の
効果が生じるといった具合だ。 言ってしまえばリストラである。 

私の経験からいって、漠然としたシナジーを期待したM&Aは成功しない。 
まずは、管理部門の共通化によるコスト削減からスタート。 このシビアな考え方なくして、
暖簾代を払うことはほぼ不可能。 (暖簾代=時)は金なり。 結局、M&Aをやろうがやるまいが、
血の滲むような合理化を実施せざるおえない。


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theme : 企業経営
genre : ビジネス

あなたの考える真のリーダーは?

若干、チャレンジングなエントリーかもしれませんが、
あくまでも、私見としてご理解ください。

もう3年ほど前の話です。

会社の同期を集めた研修の課題で、
こんなテーマのレポートを書きました。
「あなたの考える真のリーダーは?」

いろんな人の名前が上がりました。
政治、ビジネス、歴史上の偉人、スポーツ等各分野から、
小泉純一郎孫正義織田信長古田敦也
中には職場の上司などなど。

で、そのときにリーダーの理想像として登場した
人々のほとんどは、3年ほどたった今でも、
多少の流行りや時代の波はあれど、
理想のリーダーとして世間からの尊敬を集め
続けています。

ですが、僕がリーダーだと考えた人物については、
3年前と今では、世間の評価が180度変わってしまいました。

その後の評価はどうあれ、
僕がリーダーだと考えた人物は、
当時、凝り固まった古い考えの人たちに
斬新なアイデアで挑戦し続けた人物でした。

その後、彼の評価は一気に地に落ち、
今ではたまぁに裁判のニュースを耳にする程度です。

今では、彼のやり方は、やはり間違っていたと思います。
ただ、彼以降、彼ほどの挑戦者は
登場しなくなってしまったと思います。
という意味で、やはり、
彼は3年前のその時点では、
時代を変えるリーダーだったと思います。

そんな彼がひっそりと(?)
ブログを始めました。
「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

ひそかに、
ちょっとだけ、
注目しています。

hills.jpg



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たった2週間で

試験が終わり、学校で勉強することがなくなっていたが
本日、ひさびさに自習室に行った。

筆箱を机に載せ、ペンを取り出し、いつものように持った瞬間、
強烈な違和感に襲われた。
「これは俺の右手か!?」
ペンが馴染まない。ペンを手放したくなるこの感覚。

確か、学生時代の夏休み明けの最初の授業のときに、
かならず、この感覚に襲われていたな、と思い出す。
あの時は、全ての友人に”この感覚”が共有されていると思い、
話してみたが、ごく一部の友人にしか理解されなかった。

皆さんは、”この感覚”、分かる派ですか?分からない派ですか?


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theme : 心と身体
genre : 心と身体

バタフライ

お昼前の時間帯にウォール街へ向かっていた。
・・気取ったいい方を許してほしい。ほんとうに用事があったのだ。

地下鉄で移動していたのだが、気がつくと車両には巨漢の黒人青年と私の2人だけになっていた。

珍しいこともあるものだな、と何気なく目をやると、青年がバタフライナイフを取り出し、一瞬で刃を出す練習を始めた。映画なんかでよく観るあれだ。

・・まずい。かなりまずい状況だ。しかも相当にうまい。
100Kgはゆうに超える巨体で、なおかつバタフライナイフの使い手なのか君は。

おもわず連結部から逃げ出すことを考えたが、青年は黙々と練習を続けている。
ひとりで冷や汗をかく私をよそに、少なくとも、襲ってくるような雰囲気ではなかった。

結局なにごともなかったが、それでも駅までの間、私は必死で余裕の表情を保とうとした。
防御本能から「こんな状況は慣れてるぞ」的なオーラを放とうとしたのだ。いま思い返すとかなりはずかしい。

駅におりた時は顔がひきつっていた。
ちいさな気苦労の思い出です。


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theme : 楽しく生きる
genre : ライフ

世界の自動車業界の動向について

自動車業界が大変なことになっている。 
アメリカBIG3 (GM/FORD/CHRYSLER)の経営危機が深刻化している。 

昨年のサブプライムが発生した時、エコノミストは何と言っていたか? 
’サブプライムローンの残高が確定しており、実態経済には影響しない’ と言っていたのだ! 
私は2006年の某国での銀行貸し出し引き締めから、急速に市場が悪化したときに
その流れを読めず仕事上痛い目にあったので、今回の昨年のサブプライムは非常に 
気になり、慎重に分析をすすめ、当時 有名なエコノミストにも個別に話を伺いに行っていた。
そして そのほぼ誰もが、’実体経済に影響はなく、自動車市場は安泰’と答えたのだ。 

そのエコノミストをどうこう言うつもりはないが、私は思った。 
有名なエコノミストであろうと、神ではない。半分疑う位でちょうどよいと。 

正直、私も若干油断していて、今のこの状況を予想できず、事業の売却時期を逃してしまった。
今後、BIG3のチャプター11申請もささやかれる中で、正直困っている。 

話は変わるが、幕末の志士 高杉晋作はどんなにしんどい状況に陥っても’困った’と言わなかったそうだ。’困った’と言った瞬間に、人は死地に陥るというのだ。 この世界中で起こる自動車業界の激変後、この後何が起こりうるかを、オリンピック女子マラソンを見ながら考えた。 

自動車市場の落ち込みは、ガソリン高とか環境とか色々要因はあるが、 先進国におけるその要因はもっと、根深い価値観の変化にあるように思えてならない。 つまり、いつかは’クラウン’と頑張った世代は、車の所有、しかも いい車を持つことがステータスと幸せの象徴だった。 
それが、僕らの世代は(ちなみに当方70年代生まれ)となると、友人がBMWに乗っていようと、
ふ〜んてなもんで、逆に ポルシェの自転車に颯爽と乗っているやつがかっこよく思えるのだ。 

つまり、車に求める価値観が、ステータスとか幸せの象徴から、ただの移動の道具になったといえる。とすると、消費者のそのニーズを満たす、すなわち、移動したい時だけに使える移動手段を持ちたいというニーズに応えるサービスが、自動車の所有にとってかわる可能性はおおいにある。 


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